「アメリカでの健康投資の意識」

アメリカではオステオパシー医科大学がありオステオパスは医師として活動しています。

 

アメリカの保険制度は自らでそれぞれに合った保険を選択し契約するのため、怪我や手術などでも莫大な費用がまず実費でかかり、風邪をひいても病院に行くことは基本的にないそうです。

日本では健康保険制度を適用して風邪を引いて病院に行っても実費分は少ないため、少しでも早く回復し出勤するために病院に行き薬を処方されますが、日本ほど風邪を引いたら病院に行く国は世界でも珍しいと言われています。

 

それだけ日本の保険制度が素晴らしいものでもあるということも言えますが、反対に簡単なことでも病院にいける状況にあるため、自己で健康を意識し管理する能力を欠かす要因になっているという見方もできます。

 

アメリカでは会社内にジムが併設されている企業も多く、シアトルにあるボーイングという会社では、体脂肪の多い肥満体型の人とそうでない人では出世に影響するそうです。肥満の人のほうが病気にかかるリスクが高くなり、企業として損失になるからだそうです。確かに重要なポストの人が突然いなくなれば大きな問題ですよね。

 

そのためアメリカでは出世にも影響することもあり健康に高い関心と意識を持っている人も多く、ジムに通う人の割合も25% ~30%と高く、日本では3%~5%と低い割合となっているデータもあります。

日本でも最近は関心の高い企業も増えてきており、DeNAではCHO(最高健康責任者)という社内の健康を一括で担い担当する部署を設け組織ぐるみで健康への意識を高める取り組みを行なっている会社もできています。

 

100年時代となった現在は健康への投資が重要な時代に入ってきていると言えるのではないでしょうか。